情報リテラシー論を振り返る

長岡造形大学の情報リテラシー論の試験に向けて講義を振り返るブログです。

最後に 第1次ブラウザ戦争を振り返る。

先日情報リテラシー論の講義と試験が終わりました。情報リテラシー論を振り返るこのブログの書き込みもこの回で最後となります。最後に第2回の振り返りで「ブラウザを擬人化して漫画を描いたら面白いのではないか」と言いましたが、実際に描いてみました。うまくまとめられず、第1次ブラウザ戦争しかまとめていないのですが、載せておきます。

※以下の漫画で誤字がありました。NCCA×→NCSA○です。

また、NC→ネットスケープコミュニケーションズ...Netscape Navigatorを開発。

   NN→Netscape Navigator...1994年に発表されたWebブラウザ

   IEInternet Explorer...Microsoftが開発したWebブラウザ

というふうに略しています。

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長岡造形大学情報リテラシー論の講師 、横田秀珠先生のブログはこちらです。

https://blog.hatena.ne.jp/tengusa-kun/tengusa-kun.hatenablog.com/edit

横田先生、半年間ありがとうございました。

第15回 フェイクニュースを振り返る。

第15回の情報リテラシー論は「デマや詐欺と進化する技術」でした。この講義では第14回で見たNHKの「平成ネット史(仮)」の後半を見た後に、ネット犯罪について学びました。番組と講義で学んだことを振り返ります。

 

平成ネット史(仮)の後半では「ガラケー」という言葉が出てきました。私は小学生の頃から高校卒業までガラケーを使っていたので、懐かしさを感じる話がたくさん出てきました。ポケベルやiモード、着メロ、写メールなど10年前くらいの話なのにとても遠くのように感じます。番組内では様々な種類の携帯電話が紹介されていました。中には知らなかった端末まであり、非常に面白かったです。iモードは本来ビジネス的な面での活躍を期待して作られたそうですが、実際はエンターテインメントとしての面で活躍しました。技術はあっても実際はどう使われ、何が面白いとされるか、予想することは難しいのだなと思いました。

 

携帯電話がガラケーと呼ばれるようになったのはスマートフォンが登場したからですよね。iPhoneが登場したとき、「格好いい!」と思ったことを覚えています。その頃多くの携帯電話が多機能化していますが、自身の端末にアプリを入れ、自由にカスタマイズできるスマホには勝てず、今の時代につながります。スマホの登場によって部品の小型化の技術がドローンや自動運転に生かされるようになりました。スマホは世界に大きな影響を与えているのだなと改めて思います。

 

また、「フェイクニュース」についても語られていました。フェイクニュースについては他番組でも取り上げられていたので少し知識がありました。中国ではフェイクニュースを量産して収入を得ている村があるそうです。フェイクニュースとは名前の通り偽のニュースです。写真加工やAIの技術の進歩によって嘘なのか本当なのか判別できないニュースがネット上に多く存在します。番組内では、確実にフェイクかそうでないかを見分ける方法はなく、すべての情報に対して疑うしかないとされていました。情報が溢れる今の時代は、疑うということが大事なのだと思います。

 

インターネットを利用する際、よく注意を受けるのは詐欺サイトや架空請求についてではないでしょうか。小学校や中学校でもこれらの恐ろしさについて聞かされていました。自分は大丈夫と思っても、気づかぬうちに罠にはまっているかもしれません。そんなことを防ぐためにネットの罠をリアルに体験できるサイトがあるようです。また、ネットでトラブルがあった際、警察ではなく、新潟県サイバー脅威対策協議会という、ネット専門の警察に相談することができます。ネット犯罪の被害者とならないよう、自分で学び、自衛し、もしもの時は専門家に相談することが大切だと知りました。

第14回 セキュリティを振り返る。

第14回の情報リテラシー論は「セキュリティとクラウド化」でした。この回の講義ではNHKの「平成ネット史(仮)」という番組の前半部分を見ることもできました。この番組ではネットの歴史から現代のネット事情まで紹介されていました。今回はこの番組の内容と講義で学んだことを振り返ります。

 

ネットはかつて電話回線を使うことでつながることができたそうです。私が物心ついた頃にはPCの電源をつけてYahoo!でキーワードを検索すれば知りたいことを知ることができる時代になっていたので、非常に驚きました。今では不便に思えるようなものでも当時は最新の技術で、多くの人が世界中の人と繋がれることに喜びを感じていたのだと知りました。また、今でもよく見る「2ちゃんねる」が一時閉鎖の危機を迎えていたという事実も印象的でした。その危機を匿名の技術者などの多くの人の協力によって免れたそうです。多くの人と繋がれるインターネットならではの方法ですよね。とても感動しました。

 

講義では覚えやすく難解なパスワードを作る簡単な方法が紹介されていました。パスワードというものは誰もが持っているものですよね。ログインしたり、アプリをインストールしたり、ネットで何か購入したりなど、何をするにしても必要なものだと思います。ですが、このパスワードは他人に知られてしまうと自身の個人情報が漏れたり、悪用されてしまう可能性があるので、管理に注意しなければいけません。覚えやすく難解なパスワードとは、好きなことを平仮名で文章にし、それをローマ字と数字にして頭文字だけにすると完成します。しかし、最近はパスワードを解析する技術も進歩していて、英文字6桁のパスワードは1秒以下、8桁なら46秒で解析されてしまうそうです。また多くの人が1つのパスワードを使いまわしていると思います。多くのパスワードを覚えることは大変ですから、仕方ないと思います。多くの人のパスワードの甘い管理に対して、パスワード解析技術はどんどん進歩していくのを考えると恐ろしいです。「Last Pass」というものでランダムにパスワードを生成したり、パスワードをクラウドで管理することが可能です。自分のパスワードの管理を振り返り、Last Passを使用すると良いかもしれません。

 

パスワードは多いより少ない方が楽だと思います。何かのサービスに会員登録する際、IDとパスワードを新たに設定するのではなく、TwitterやLINEなどのすでに登録しているサービスのアカウントと連携させる人は多いのではないのでしょうか。ソーシャルメディアの普及でソーシャルログインという仕組みが生まれました。しかし、この便利なソーシャルログインには注意すべき点もあります。AbemaTVの匿名のコメントがTwitterの実名コメントと連動していたりします。匿名でコメントしたと思ったら、Twitterですべて漏れていたなんて驚いてしまいますよね。Facebookでログインするゲームやアプリはアクセス項目と代理投稿についてよく読んで自身で設定することが求められます。

 

クラウド」と聞いて私はデータのバックアップのことを思い浮かべました。クラウドサービスとはPCやiPhoneiPad、携帯電話などを同期することによって、メールやスケジュール、ブックマーク、データなど、端末同士で様々な情報を共有できます。私もPCとiPhoneiCloudで同期しているのですが、非常に便利です。クラウドサービスには様々あり、Google ChromeDropboxEvernoteなどあるそうです。私は恥ずかしながらiCloudしか知らなかったです。

 

この回で印象に残ったのはパスワードのことについてです。私は短く分かりやすいパスワードを色々な場所で使い回しているので非常に不安になりました。教えていただいたパスワードの作り方で設定し直そうと思います。

第13回 画像認識を振り返る。

第13回の情報リテラシー論は「画像認識の技術と流出問題」でした。私は画像検索は頻繁にしますが、「画像認識技術」というものにはあまり触れていませんでした。この回の講義では、私の知らなかった技術が世の中では当たり前のように使われていることにとても驚きました。

 

まず、驚いたことは「Pinterest」です。あまり使用はしないのですが、私のiPhoneには入っています。恥ずかしながら私はPinterestに対して、たくさんの画像をPinして自分の好きな傾向の写真をみたりすることができるアプリという認識しかなかったです。Pinterestには画像認識機能が搭載されており、写真の一部を範囲指定すると、範囲指定にされたものの類似画像が表示されます。例えば、画像の中の猫を範囲指定すると、猫の類似画像が出てきます。また、「Pinterestレンズ」というサービスはスマホで撮影した写真で画像検索ができるようです。全く知らなかったので「そんなに便利な機能があったなんて」と驚いてしまいました。

 

Instagram」にも画像検索の機能があります。GoogleYahoo!は分からないことを調べることに使うことが多いですが、最近の若者は髪型や洋服、食べ物、観光地などの画像の検索には「Instagram」を使う傾向にあるようです。楽天市場Google画像検索など、洋服の購入を考える際に使えるものはありますが、それらのなかでInstagramが支持される理由は、「静かに見る」ことができることにあります。楽天市場などは写真だけでなく文字情報が多く、うっとおしく感じる人も多いはずです。それに対して、Instagramは余計な情報は省かれているのに加え、モデル以外の一般人も写真をあげたりしているので親近感が湧くという点が流行の理由と考えられます。さらに2018年にInstagramにショッピング機能が実装されました。画像をタップすると値段が表示され、ネット通販に飛べるというものです。良いなと思った商品の出所を探すことなく通販ページに飛べるのは便利ですね。

 

スマホをかざすだけで物を認識し、検索できるアプリは多数あるそうです。Microsoftの「Seeing AI」は手書きやデジタルの文章認識と読み上げ、色や人物、写真に写ったシーンを認識する機能が搭載されています。また、Googleフォトに搭載された「Google Lens」は画像を認識してその意味を表示したり、類似画像を表示することができます。しかし人物の認識はできません。

 

画像検索は非常に便利ですが、検索結果に出てくる画像は著作権的にどうなのでしょうか。実は、ネット上で見つかる画像の85%は不正コピーで、そうした不正画像の80%はGoogle画像検索などの検索エンジンで広まっているそうです。画像をネット上にアップするときは画像の扱いに注意することが求められます。しかし、ネット上にアップすれば、多くの人がその画像を見ることができ、画像を保存できるわけですから、無断転載などを防ぐことは難しいのではないのでしょうか。また、私たちは不正にコピーされた多くの画像を見て、便利な生活を送っているとも言えます。情報を完全に制御することは難しいですし、制御されてしまっても困ってしまうなと思いました。

第12回 ラジオを振り返る。

第12回の情報リテラシー論は「ラジオ離れと音声認識技術」でした。タイトルに「ラジオ離れ」とありましたが、私はちょうど1年前からラジオにはまりました。また、幼い頃から祖父とラジオをなんとなく聞いていた私にとってはラジオは身近なものだったので、「ラジオ離れ」と聞いて驚いてしまいました。

 

ラジオにはAMとFMがありますが、これらは電波の周波数が違います。AMラジオは広範囲に届きますが、音質がFMに劣ります。FMはAMより放送域が狭いですが、高音質です。ラジオの事業収入は1990年から減少していますが、FMラジオには収入に少しの回復が見られています。ラジオには人気がないように見えますが、アメリカ、イギリス、フランスなどの海外では日本に比べると非常に人気です。しかし、ノルウェーでは2017年にFMラジオが終了し、全面的にデジタルラジオへ移行しています。また、ドイツとフランスでは中破AMラジオが終了しています。やはりラジオ放送は存続の危機を迎えていると言えます。

 

ラジオが活躍する場といえば、地震などの災害時です。東日本大震災の時、生放送中に震災が発生したAMニッポン放送は62時間CMなしの放送体制をとったようです。情報を手に入れることが困難な震災時にラジオは大きな助けとなりますよね。かつて、ラジオ放送はラジオで聴いたり、CDプレイヤーのラジオ機能で聴いたりするのが当たり前でしたが、今はPCやrazikoなどのスマホアプリで聴くことができます。PCもスマホもネット環境にあるからこそ聴けるわけですから、非常時には使うことができません。しかし、ネット環境になくてもスマホでFMラジオ放送を聴くことができるイヤホンがあるそうです。イヤホンにFMアンテナが内蔵されているので、SIMなしネットなしでもラジオが聴けるそうです。非常時に備えて、ラジオかこのイヤホンを購入しておいた方が良いかもしれませんね。

 

そしてタイトル内にあった「音声認識技術」ですが、これは多くの人が恩恵を受けている技術ではないでしょうか。今では音声検索、音声入力が当たり前になりました。まだ間違ったキーワードを認識されてしまうこともありますが、Siriなど、ちょっとしたコミュニケーションをとることもできるAIは使用していて楽しいです。Skypeで会話した音声を自動翻訳する機能や、自動翻訳機能のイヤホン、オフラインで音声翻訳をするツールなど、音声認識技術は言語の壁を越えることにも役に立っています。AIは多くの音声データを集めることで機械学習をするそうです。自分の音声データを集めることで自分の分身を作ることができる「コエステーション」というアプリも存在します。何百種類もの音声データを集めなければいけないのですが、自分の分身を作るのは楽しそうですね。また、日本では「OK Google」のCMをよく見かけますが、音声検索のシェアを多く占めているのは「bing」だそうです。私は普段Siriをよく使うので、OK Googleやbingも使ってみたいと思いました。

 

衰退していくラジオとこれからもっと進化していくであろう音声認識技術はとても対照的でした。私はどちらにも日頃から非常にお世話になっているので、これら2つがこれからどのように変化していくのか非常に興味深いです。

第11回 電子書籍を振り返る。

第11回の情報リテラシー論は「苦戦する紙媒体と電子書籍」でした。私はよくアプリで無料で漫画を読みます。また、紙の漫画を買わずに、Kindleなどで電子データの漫画を読むことが増えました。紙の漫画も好きですが、漫画の続きが気になるうよな広告が出ていると、ついタップしてそのままスマホで漫画を見てしまいます。今回は紙と電子の本について振り返ります。

 

私の実家は新聞を取っていなかったので、私はまともに新聞というものを見たことがありませんでした。祖母の家は新聞を取ることが当たり前だったようです。インターネットが始まった直後から新聞の発行部数は減少しており、さらに今の若い世代は新聞離れしています。しかし新聞を見ないからといって、文字というものから離れているわけではなく、逆にTwitterなどで発信まで行います。ニュースもネットで見るようになっています。文字からは離れていませんが、紙からは離れているのかもしれません。書店の数は20年ほどで半分以下に減っているようです。文字がwebなどで見ることができるようになって紙の本は大きなダメージを受けているのかもしれません。雑誌の発行部数も減っており、少子化の影響で子供向け雑誌は続々と休刊になっています。「小学一年生」から「小学六年生」まであった雑誌も今では「小学一年生」しか発行していません。幼い頃読んでいた雑誌が知らない間に休刊になっていてショックでした。

 

紙媒体に大きな影響を与えている電子書籍は、2000年ごろに始まりましたが、当初は流行らないと言われていたそうです。しかし、現在は多くの出版社が積極的に電子化作品の拡充を進めています。これからもっと電子書籍は普及するのかもしれませんね。

 

comicoという無料で漫画や小説が読めるアプリがあります。私も使用していた時期がありました。スマホで読むことを考えて、漫画が縦スクロールようにコマ割りされていて、電子書籍の普及によって漫画の形も変わっています。LINEトーク風の縦スクロール漫画も誕生しました。

 

このように様々な形で普及していく電子書籍を見ていると、紙の本はどうなるのか不安になります。確かに電子書籍は便利です。ですが紙には電子にはない温もりがあり、紙の本なしで生きている自分は想像できません。本だけでなく、紙に関わるもの全てがこれからどうなっていくのでしょうか。これから様々なものがデータ化しても紙だけはなくならないでほしいと思いました。

第10回 動画を振り返る。

第10回の情報リテラシー論は「様々な動画とネット生配信」でした。動画という存在は今の私たちにとって非常に身近なものですよね。スマホですぐに見れる色々な形の動画について学んだことを振り返ります。

 

スマホはカメラ、マイクが備わっている上にネットにもつながっているので、撮影したものを気軽にLINEなどで友人に送ったり、世界中に公開することもできます。今ではただ撮影したものではなく、タイムプラス動画のような早送りの動画や、逆再生や、音楽に合わせた動画を投稿することができますよね。そしてそれらを楽しむこともできます。また、スマホのカメラで360度動画や全方位パノラマ写真を取ることが可能になり、様々なサービスがそれらに対応しています。FacebookやLINE、YouTubeなどがそうです。YouTubeではVR動画を見ることもできます。動画を見る時は画面を横にすることが多いと思います。ですがスマホは通常縦に使いますよね。スマホの縦画面に合わせた動画も投稿されるようになってきており、動画というものが様々な形に変化しています。現代はスマホ1つで様々な娯楽を味わえますね。

 

TV番組の見逃し配信、動画の生配信などが当たり前になりました。動画というものとTVの境目がわからなくなる時があります。私はAbema TVをよく利用します。TVでは規制されてしまうような番組であったり、見逃し配信、無料で見ることができるビデオなど、まさにネットのTVだと思います。多くの人が利用しているAbema TVですが、200億の赤字を出しているようです。それでも諦めずにサービスを続けてくれているAbema TVには頑張って欲しいです。

 

講義の中で、漁場での釣りの様子をネットでリアルタイム配信し、物販も行うという漁師の紹介がありました。釣った魚をリアルタイムで見た方が、購入する側としては安心感もありますし、購買意欲も高まると思います。またこの生配信には漁師の後継者不足のため、少しでも漁業に興味を持つ若者を増やすという目的もあったようです。動画によって商売の仕方も変わるのだなと思いました。

 

多くのソーシャルメディアライブ配信の機能が追加され、ライブ配信は当たり前のものとなりました。「動画」という存在が、私たちの生活に大きな変化を与えているということを改めて理解しました。