情報リテラシー論を振り返る

長岡造形大学の情報リテラシー論の試験に向けて講義を振り返るブログです。

第3回 検索エンジンについて振り返る。

第3回の情報リテラシー論は「検索エンジンの変遷と変化」でした。この講義で私が一番驚いたことは、Yahoo!を使っているのは日本人くらいだということです。小学校、実家のPCでもYahoo!を使用していた私には驚きの事実でした。検索エンジンについて、学んだことを振り返ります。

 

私が小学校の頃、調べ物といえばYahoo!のカテゴリ検索でした。ですが、カテゴリ検索は2018年3月29日に終了していました。そういえば見なくなったなと思っていましたが、このカテゴリ検索は1997年の時点で限界を迎えていたそうです。私が生まれたのは1998年ですので、小学生でYahoo!を使っていた私は遅れていたのでしょうか...。

 

そもそも検索エンジンが必要となったのは増加するWebサイトに対応するためです。1994年、Yahoo!カテゴリ検索のサービスが生まれます。カテゴリ検索とは、例えば、ヨーグルトを調べたければショッピング、グルメ、乳製品といったように与えられたカテゴリを選び、調べたい単語にたどり着くといった手順を踏みます。ですが、この方法、選択肢が多すぎては選ぶのに時間がかかってしまいます。人間は7つの選択肢を7回選ぶのが限界だそうで、つまり7の7乗、823543個以上のWebサイトにはカテゴリ検索は対応できません。現在の世界中のWebサイトは19億を超え、増加し続けています。カテゴリ検索の仕組みはずいぶん前から破綻していたようですね。

 

Yahoo!は2001年にキーワード検索でGoogleと提携し、その後決別しましたが、2010年再びGoogleと提携しています。これはつまり、Yahoo!Googleはどちらも検索結果の順位は同じだということです。Yahoo!NAVERまとめや知恵袋など、Yahoo!関連のサービスが入っているので分かりづらいかもしれませんが、確かに検索順位は同じでした。今までYahoo!Googleも使っていましたが、全く気付きませんでした...。

 

現在、検索エンジンのシェア1位を誇るのは世界でも日本でもGoogleです。なぜGoogleなのか。それはページランクという、Webサイトの評価方法に秘密があったそうです。Google登場前の検索エンジンはキーワードが大量に含まれていれば、キーワードに対して関係ないサイトでも上位表示することがあったそうです。そこでGoogleはキーワードに対して信頼できるサイトを上位表示できるような仕組みを取り入れました。簡単にいうと、被リンクが多いサイトを上位表示する仕組みです。ですが現在FacebookTwitter、LINEなど、リンクの共有方法が多様化し、Googleは世界の情報を把握仕切れていません。リンクでのサイトの順位づけは正しいのかという問題が浮上してきます。

 

スマホが登場してから、検索エンジンを使わず、アプリで商品などを探すようになりました。検索エンジンはこれからどうなっていくのでしょうか。やはり情報が多様化し、増加していくこの世の中は便利ですが、扱いきれない面もあり、恐ろしいと思いました。